ヤンキー漫画化した「ジョジョの奇妙な冒険」の
第4部( =ダイヤモンドは砕けない)の主人公は、東方仗助(ひがしかた じょうすけ)で、
髪型からキャラから「ろくでなしBLUES」に登場する前田太尊 +薬師寺 ÷2って感じです。

当然、(主人公なので)スタンド使いで、
修復能力を有する「クレイジー・ダイヤモンド」というスタンド名です。




東方仗助のスタンド「クレイジー・ダイヤモンド」の
元ネタとなった洋楽曲は、英国のプログレッシブロックバンド
ピンクフロイドの「Shine On You Crazy Diamond」(75年)です。


●曲名 …Shine On You Crazy Diamond
●邦題 …クレイジーダイヤモンド

●バンド名 …ピンクフロイド(イギリス)

●収録アルバム …Wish You Were Here
●邦題 …炎~あなたがここにいてほしい
●発売 …1975年



アルバムのアートワークを凝視すると、握手している右側の男性が来ている背広が、
何故か…燃えているシュールな作風なので、邦題に「炎」と名付けられたのでしょう。

炎~あなたがここにいてほしい/Wish You Were Hereは、収録数たった5曲のアルバムで、
1曲目が、「クレイジーダイヤモンド」(Part1~5 =13分32秒)
5曲目に、「クレイジーダイヤモンド」(Part6~9 =12分30秒)という
サンドウィッチ的に配した意表を突く構成です。

トータル26分にも渡る( =演奏時間25分越えの)長尺で大河ドラマな組曲形式ナンバーです。
だけど(ジャンルの特性でもありますが)所謂プログレなので、
ボーカルパートの割合は…半分以下位で、インストパートの割合が、歌声を上回ります。




ピンクフロイドの全アルバムの中でも最もブルージーな味わいを感じるナンバーだと思います。
しかもギター・サックスが、狂おしいまでに官能的です。
それでいて、バンドのトレードマークとも言える
幻想的で且つ揺らめく陽炎の様なサウンドとの溶け込み具合が、独創的に聴こえます。

しかし色で例えると、決してカラフルでは無く全編的にモノクロームな印象を受けます。
高校時代に、CDレンタルして初めて聴いた時には、何だか闇色に近い感覚を受けました。
なので一貫して、悲哀に満ちています。
個人的に…エンディング(つまりPart9)の旋律は、物凄く切なくなります。

「クレイジー・ダイヤモンド」は、夜の就寝時に…部屋の明かりを消して、
暗い空間の中で目を閉じて、じっくりと堪能する楽曲だと思います。




余談ですが…米国プログレッシブメタルバンドの第一人者Dream Theaterの
アルバム「システマティック・ケイオス」(07年)の楽曲の配置です。




【システマティック・ケイオス】

1)In the Presence of Enemies Part1(9分)
2)Forsaken
3)Constant Motion
4)The Dark Eternal Night
5)Repentance
6)Prophets of War
7)The Ministry of Lost Souls
8)In the Presence of Enemies Part2(16分38秒)



見事に、ドリームシアターは、
Wish You Were Here/炎~あなたがここにいてほしいの曲の配置に影響を受けています。


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