クイーン原理主義者にとって至高の作品群であろう初期( =最初の4枚)のオリジナルアルバムは、
何か影が掛かっていると言うか、霧とか靄に覆われた神秘的な雰囲気で、
お伽話チックで、何処となく浮世離れっぽいファンタスティックなサウンドです。

で、様々なロックのジャンルが興隆した70年代(特に前半)…
クイーンの発売した順番に、を如何に特異で独創的だったかを

●1枚目)Queen/戦慄の王女(73年)収録曲
 ↓↓↓
●2枚目)QueenⅡ/クイーンⅡ(74年)収録曲
 ↓↓↓
●3枚目)Sheer Heart Attack/シアーハートアタック(74年)収録曲
 ↓↓↓
●4枚目)A Night at the Opera/オペラ座の夜(75年)収録曲

の各曲名を記しつつ軽くサラッと(独断と偏見で)感想を綴りました。


クイーンのアルバム順番2
クイーンのアルバム順番3
クイーンのアルバム順番4
クイーンのOfficial Youtube…全曲の再生回数一覧【1位の曲は何億回?】


1枚目)Queen/邦題:戦慄の王女(73年)



クイーンの記念すべきファーストアルバム(73年)ですが、
何と言ってもタイトルが、Queen =戦慄の王女という凄まじい邦題です。

(他のオリジナルアルバムと比べて)ファーストアルバムの収録曲は、
サウンドの比率 =フレディのピアノよりもブライアンのギターサウンドが、圧倒的に占めている
割と(先達者達の演って来た伝統的な要素含め)純粋無垢のハードロックなアルバムです。



Queen (2011 Remaster)



まさか約10年後( =80年代突入後)に、ディスコソング/シンセポップ等で、
大ヒットを飛ばすなんて、(現時点で)誰が想像したでしょうか…
って感じの純然たるハードロックなサウンドです。

しかし(曲によっては、プログレ的な目まぐるしい展開で)一筋縄ではいかない要素と言うか、
既に独特のバンド…後々ワールドワイドで大化けする片鱗を見せてはいます。
未だ現時点では、成虫に脱皮する前のサナギっぽい印象ですが、
確かに、1作目から「戦慄」と言われれば「戦慄」かもしれません。


1曲目)Keep Yourself Alive/邦題:炎のロックンロール



しかし未だに、何故に邦題 =“炎のロックンロールなのか…全く判りませんがw
記念すべき1stアルバムで、やはり何故か邦題 =“戦慄の王女”な「Queen」(73年)の
オープニングを飾る「Keep Yourself Alive」は、イントロの津軽三味線風ギターが、
カリカリとテンポ良く切り裂いて行くハードロックナンバーです。



炎のロックン・ロール



クイーンの燦然と輝く黄金の歴史への第一歩を踏み出すデビュー曲であります。
又サビの部分で、バッキングコーラスを歌うロジャーテイラーの
高音しゃがれ声が、非常に印象に残ります。


【クイーン初心者ガイド】Keep Yourself Aliveとは…
作曲ブライアン
収録ベストアルバムクイーンロックス(97年)
収録ベストアルバムジュエルズ2(05年)
収録ベストアルバム「ボヘミアンラプソディ」サントラ(18年)
収録ベストアルバムGreatest Hits in Japan ベスト12(20年)
収録ライブアルバムライヴキラーズ/Live Killers(79年)
収録ライブアルバム女王凱旋!〜戦慄のライヴ・クイーン〜
Queen At the Beeb(90年)
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)
空耳石油王には敵わねぇ
(Take You All Your Time And A Money)


「WE ARE THE CHAMPIONS FINAL LIVE IN JAPAN」(85年)のビデオでの
「Keep Yourself Alive」ライブヴァージョンは、原曲よりも速いテンポで演奏していて、
フレディーもまさにマシンガンシンギングで、鑑賞していて凄く興奮しました。



WE ARE THE CHAMPIONS FINAL LIVE IN JAPAN(初回限定盤BD+豪華特典+三方背ケース+解説書付き)(特典なし) [Blu-ray]



念を押しときますが…「Keep Yourself Alive」と言えば絶対にクイーンであり、
決して華原朋美なんぞではありません。


2曲目)Doing All Right/ドゥーインオールライト



Doing All Right/ドゥーインオールライトは、ふんわりした感触の穏やかなバラードかと思いきや…
途中(&エンディング付近でも)いきなりレッドツッペリンの「幻惑されて」を彷彿とさせる様な
静から動へ唐突にテンポが速くなる展開が、(最初、驚きましたがw)何とも堪りません。



ドゥーイング・オール・ライト



【クイーン初心者ガイド】Doing All Rightとは…
作曲ブライアン・ティムスタッフェル
収録ベストアルバム「ボヘミアンラプソディ」サントラ(18年)
収録ライブアルバム女王凱旋!〜戦慄のライヴ・クイーン〜
Queen At the Beeb(90年)


3曲目)Great King Rat/グレイトキングラット



Great King Rat/グレイトキングラットは、のっけから勇ましく
思わず(「男塾名物」みたく襖を突き破る位に)行進したくなる衝動に駆られますが…
只単に勇猛果敢なまでに、猪突猛進にエンディングまで突っ切るのでは無くて、
途中で二転三転して、そして終了と見せ掛け再び勇ましくw進んで行きます。



グレイト・キング・ラット



初々しくも瑞々しさを憶えるフレディマーキュリーの声も
勇ましいリズム/グルーヴに乗せて、力強く言葉を弾丸の如く斉射して行きます。
とてもユニークに聴こえて、ずっと耳に残ります。

やはり一筋縄ではいかぬバンドであると思わせます。


【クイーン初心者ガイド】Great King Ratとは…
作曲フレディ
収録ライブアルバム女王凱旋!〜戦慄のライヴ・クイーン〜
Queen At the Beeb(90年)
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)


4曲目)My Fairy King/マイフェアリーキング



My Fairy King/マイフェアリーキングは、次作「クイーンⅡ」(74年)収録の
目くるめくフレディーワールド全開な大作ナンバー
「The March of the Black Queen」の原型みたいな曲です。

つまり速いテンポでブッ飛ばしたり、クラシカルなバラードになったり忙しい展開を見せます。



マイ・フェアリー・キング



【クイーン初心者ガイド】My Fairy Kingとは…
作曲フレディ
収録ライブアルバム女王凱旋!〜戦慄のライヴ・クイーン〜
Queen At the Beeb(90年)


5曲目)Liar/ライアー



ヘヴィなカッコいいイントロで始まるLiar/ライアーも
ドッシリとしたハードロックナンバーかと思いきや…
何と途中で、サンバ風なパートに変わるユニークな展開ですw

頻繁に登場する「Liar~!」のコーラス部分は、ボーカルを沢山録音したんだろうなぁと伺えます。



ライアー



【クイーン初心者ガイド】Liarとは…
作曲フレディ
収録ライブアルバム女王凱旋!〜戦慄のライヴ・クイーン〜
Queen At the Beeb(90年)
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)


6曲目)The Night Comes Down/ザ・ナイトカムズダウン



不穏でミステリアスな「ダダダダ ダダダダ♪」とせわしいギターのイントロで始まる
The Night Comes Down/ザ・ナイトカムズダウンは、
ボーカルパートに突入すると、スロー&メロディアスなまま進んで行きますが…
再びエンディングで、不気味なギターの「ダダダダ ダダダダ♪」が顔を出し終了です。

夜の雰囲気って感じがします。



ザ・ナイト・カムズ・ダウン



【クイーン初心者ガイド】The Night Comes Downとは…
作曲ブライアン


7曲目)Modern Times Rock'n'Roll/モダンタイムスロックンロール



端正なルックスと裏腹に、しゃがれ声のロジャーテイラー自らボーカルを取る
モダンタイムスロックンロール/Modern Times Rock'n'Rollは、
文字通りロケンローな曲で、アルバム収録曲を順を追って聴いて来たら、
途端に目を覚ますかもしれません。

クイーンらしくない曲構成の最初からブッ飛ばしたまま終了する
ド直球なまでに、只ひたすら突き進む(僅か2分未満の)ストレートなナンバーです。
聴こえて来るドラムの問答無用なビートが、凄く気持ちいいです。



モダン・タイムス・ロックン・ロール



激しさに呼応するかの如くブライアンのギターソロも悲鳴を上げている様な音で、メタリックです。
ロジャーの金属的な声に、非常にマッチングしていると思います。


【クイーン初心者ガイド】Modern Times Rock'n'Rollとは…
作曲ロジャー
収録ライブアルバム女王凱旋!〜戦慄のライヴ・クイーン〜
Queen At the Beeb(90年)
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)


8曲目)Son and Daughter/サンアンドドーター



如何にもクイーンっぽいヒステリックなコーラスの後に、ブラックサバス的なヘビィなリフが続く
Son and Daughter/サンアンドドーターは、ロードウォーリアーズが入場して来ても
全く遜色ありません。恐らく会場大賑わいになる事請け合いです。

サバス風なので、やはりミドルテンポ主体のおどろおどろしい
冷却し切れないマグマの様な粘っこいサウンドが、土台となっている曲です。
残念なのは…終盤ブライアンが、立笛みたいな数奇な音を奏でたまま
唐突に尻つぼみっぽくエンディングを迎えてしまいます。



サン・アンド・ドーター [Explicit]



【クイーン初心者ガイド】Son and Daughterとは…
作曲ブライアン
収録ライブアルバム女王凱旋!〜戦慄のライヴ・クイーン〜
Queen At the Beeb(90年)
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)


9曲目)Jesus/ジーザス



ドッシリとしたミドルテンポ +クイーンならではの気品のあるコーラスな
Jesus/ジーザスは、どうも昭和の「学園モノ」の登場人物同志の
決斗シーンのBGMみたいに思えてしまいます。

しかし間奏になった途端…突如、理性を失い取り乱したかの如く
スリリング且つエキサイティングなサウンドとなり、
やはりクイーンの楽曲は、一筋縄ではいかぬと感じました。



ジーザス



【クイーン初心者ガイド】Jesusとは…
作曲フレディ


10曲目)Seven Seas Of Rhye/邦題:輝ける7つの海



今作収録のSeven Seas Of Rhye/邦題:輝ける7つの海は、
次作のボーカル入り完全版よりも短いインストヴァージョンです(演奏時間1分ちょい)。
※インスト(1st)⇒ボーカル入り(2nd)の経緯は判りません…



輝ける7つの海



次作版よりもテンポも若干遅めで、
イントロから(ボーカル入りヴァージョンで言う所の)終盤っぽいパートへ移行して、
フェードアウトします(ギターで、「I'll survive I'll survive♪」の部分を鳴らしてます)。



輝ける7つの海



【クイーン初心者ガイド】Seven Seas Of Rhyeとは…
作曲フレディ


2枚目)QueenⅡ(74年)



クイーンのセカンドアルバム「クイーン2」は、1~5曲目までの所謂「ホワイトサイド」と、
6~11曲目までの所謂「ブラックサイド」と、2部構成になっている作品です。

フレディマーキュリーサイドとも言うべきSide Black/ブラックサイドは、
1つの流れになっていて、激流で河川が氾濫し堤防が決壊するかの如く
目まぐるしく展開して行く音のジェットコースターです。

有名なGreatest Hits1(81年)は、「輝ける7つの海」しか収録されていないので、
ベストアルバムしか所有していないクイーンのライトユーザーは、
「ブラックサイド」の“恐ろしさ”を知らないかもしれません。



Queen II (2011 Remaster)



何だか…ロックと芸術を行ったり来たりしている感じです。
前作「戦慄の王女」では、まだ半分寝ていたんじゃないかと錯覚させる程に、
作曲家フレディマーキュリーのアイディア&エナジーが、360度に全開です。

覚醒したアムロレイが、機動戦士ガンダム( =RX-78)で、
12機のリックドム+機動ビグザムを(3分どころか)瞬殺な感じです。

フレディが亡くなった直後のNHK-FM「ミュージック・スクエア」で、
DJの(音楽界のターザン山本こと)渋谷陽一が、追悼の意味を込めて、
ブラックサイドを丸ごと流す出血大サービスをしていました。


1曲目)Procession/プロセッション



ギターの音色を沢山積み上げた“音の活断層”状態で、
ヨーロピアンな雰囲気で、荘厳な(1分ちょいの)インストゥルメンタルである
Procession/プロセッション =アルバムの序章/幕開けにピッタリです。



プロセッション



【クイーン初心者ガイド】Processionとは…
作曲ブライアン
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)


2曲目)Father to Son/邦題:父より子へ



「Procession」から連結して、電子音みたいなファンタスティックなイントロから始まる
Father to Son/邦題:父より子へは、後のMade In Heavenにも通じる
透明感&荘厳な雰囲気 +ズッシリとしたHRサウンドです。

ボヘラプ以上の6分越えのナンバーですが…途中で、テンポが極端に変わる事無く
(クイーンらしく無い?)終始ミドルテンポで進んで行きます。
間奏部分は、うねる様な抉る様なヘヴィなギターで、「サイドホワイト」に属しながらも
「サイドブラック」でも遜色の無いダークなサウンドだと思います。



父より子へ



【クイーン初心者ガイド】Father to Sonとは…
作曲ブライアン
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)


3曲目)White Queen(As It Began)/ホワイトクイーン



厳かな雰囲気 +透明感のあるサウンド +物悲しい旋律が支配している
White Queen(As It Began)/ホワイトクイーンは、
ブライアンメイの提示するファンタスティックなブリティッシュHRと言った所でしょうか。

フレディのボーカルは、(メインリフと同様の)短い歌メロの反復を基本として、
「Great King Rat」の歌い出し部分をスローにした(みたいな)ヴァージョンを
間に挟んだ構成です。



ホワイト・クイーン(ライヴ・アット・ハマースミス・オデオン1975/12)



【クイーン初心者ガイド】White Queen(As It Began)とは…
作曲ブライアン
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)


4曲目)Some Day One Day/サムデイワンデイ



清々しいアコギのバッキングサウンドをバックに、
ブライアンの歌うSomeDay OneDay/サムデイワンデイは、
途中からスぺーシーな外へと拡がって行くエレクトリックギターが入って来るので、
個人的に、(時系列逆ですが…)ボストンみたいな楽曲の印象を受けました。



サム・デイ・ワン・デイ



【クイーン初心者ガイド】SomeDay OneDayとは…
作曲ブライアン


5曲目)Loser in the End/ルーザーインジエンド



レッドツェッペリンみたいなボディーブロー的重量感のあるドラムで始まる
ロジャーのしゃがれ声ボーカルの響き渡るLoser in the End/ルーザーインジエンドは、
ミドルテンポのドッシリとした楽曲です。
マリンバの音が、トッピング的な役割で聴こえて面白いです。

非現実的なナンバーが並ぶ今作の中において、
現実的な雰囲気を持った唯一のナンバーって感じで、一旦我に返った感じがしてしまいますw



ルーザー・イン・ジ・エンド



【クイーン初心者ガイド】Loser in the Endとは…
作曲ロジャー


6曲目)Ogre Battle/邦題:オウガバトル(人喰い鬼の闘い)




オウガ・バトル



【クイーン初心者ガイド】Ogre Battleとは…
作曲フレディ
収録ライブアルバム女王凱旋!〜戦慄のライヴ・クイーン〜
Queen At the Beeb(90年)
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)
空耳横目がスケベくさい
(The Ogre Men Are Still Inside)
空耳湯気たまらん湯気たまらん
(You Can Come Along You Can Come Along)


7曲目)The Fairy Feller's Master-Stroke/邦題:フェアリーフェラーの神技



「オウガバトル」が終わって、息つく暇も無くタンゴっぽいノリで始まる
The Fairy Feller's Master-Stroke/邦題:フェアリーフェラーの神技は、
フレディの変幻自在な声色を堪能できるナンバーです。

フレディの色々と声色を使い分ける展開は、まさにレインボーな万華鏡ボイスです。
まさしくフレディ劇場全開です。



フェアリー・フェラーの神技



【クイーン初心者ガイド】The Fairy Feller's Master-Strokeとは…
作曲フレディ
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)


8曲目)Nevermore/ネヴァーモア



Orga BattleThe Fairy Feller's Master-Strokeと、目まぐるしく続く怒涛の流れの中…
美しく繊細で瑞々しいピアノの音色が、スーッと入って来る1分ちょっとの小曲である
Nevermore/ネヴァーモアは、取り敢えず聴き手を一旦クールダウンさせます。

フレディの水晶の様な透き通ったボーカルで、ホッとさせる安らかなナンバーです。



ネヴァーモア



【クイーン初心者ガイド】Nevermoreとは…
作曲フレディ
収録ベストアルバムクイーンフォーエヴァー
~ベストオブラヴソングス(14年)


が、しかし次に控えている“サイドブラック”目玉ナンバーである
The March Of The Black Queenの“嵐の前の静けさ“と言った感じです。


9曲目)The March Of The Black Queen/マーチオブブラッククイーン



永久不変な名曲ボヘミアンラプソディの元祖とか前身とか原型とも言うべき大曲の
The March Of The Black Queen/マーチオブブラッククイーンの構成/要素は、
クラシカル・オペラ・ハードロック・プログレッシヴロックを濃縮/凝縮してブチ込んだ
見事に山と谷・柔と剛・繊細&大胆なサウンドの螺旋階段であり鳴門海峡であり芸術作品です。

所謂“サイドブラック”のクライマックス的な或いはメインイベンター的な楽曲で、
クイーンのシングル曲( =CM曲・ベスト盤等々)を耳にした事はある…というレベルの人間が、
一聴したら(クイーンの知らない側面を知ったという意味で)正直ブッ飛ぶ可能性大です。
なのでThe March Of The Black Queenは、影のフィクサーとか裏ボス的な立ち位置です。



マーチ・オブ・ブラック・クイーン [Explicit]



是非「Bohemian Rhapsody」と「The March Of The Black Queen」を
聴き比べてみる事を推奨します。


【クイーン初心者ガイド】The March Of The Black Queenとは…
作曲フレディ
収録ベストアルバムGreatest Hits In Japan Best12(20年)
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)


10曲目)Funny How Love is/ファニーハウラブイズ



“サイドブラック”目玉且つ山場 =緊迫感ある大作「The March of the Black Queen」の直後流れる
Funny How Love is/ファニーハウラブイズ =峠を越えた“サイドブラック”終盤からか、
開放感&脱力感で、拡がりある明快なコーラス&バッキングのアコギが、清々しく気持ちいいです。



ファニー・ハウ・ラヴ・イズ



【クイーン初心者ガイド】Funny How Love isとは…
作曲フレディ


11曲目)Seven Seas of Rhye/邦題:輝ける7つの海



エルトンジョンばりの速いピアノのパッセージのイントロで始まる
まるで「聴く映画」の様な“サイドブラック”( =アルバムのB面)の終了を迎える曲的役割な
Seven Seas of Rhye/邦題:輝ける7つの海は、前作最後のインストヴァージョンに、
改めて歌詞 +フレディの声を加えて再登場です。

クイーンの初期の楽曲でもドライブ感と言うか勢いのある曲の1つだと思います。
エンディングのパート( =通称“酔っ払いの大合唱”)は、
恐らく初めて聴いた時…???となる可能性大で、とてもシュールに感じます。



輝ける7つの海


↓↓↓


輝ける7つの海



【クイーン初心者ガイド】Seven Seas of Rhyeとは…
作曲フレディ
収録ベストアルバムグレイテストヒッツ1(81年)
収録ベストアルバムクイーンロックス(97年)
収録ベストアルバムジュエルズ2(05年)
収録ライブアルバムクイーンライヴ!ウェンブリー1986
Live at Wembley'86(92年)
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)


3枚目)Sheer Heart Attack/シアーハートアタック(74年)



クイーン3枚目のオリジナルアルバム「Sheer Heart Attack」(74年)は、
前作よりもバラエティに富んでいると思います。



Sheer Heart Attack (2011 Remaster)



1曲目)Brighton Rock/ブライトンロック



攻撃的なハードロックナンバーであるBrighton Rock/ブライトンロックは、
縦横無尽に暴れまわるギターサウンドを是でもかって言う位に、堪能できます。

冒頭の遊園地?か何処かで、しかも前作( =クイーン2)最後の曲の
「輝ける7つの海」のエンディング部分のメロディーを口笛で吹いているSEに、
ブライアンのギターが割り込んで来るイントロで始まる展開が、いやはや興奮モノです。
差し詰め檻の中の空腹で獰猛な猛獣とか、素手で捕まえられないウナギの感覚でしょうか。



ブライトン・ロック



フレディーは、負けじとファルセットと通常の声を使い分けて歌っています。
サビの部分で、オペラティックなコーラスできちんと締める作りが、
他のハードロックのバンドと違って、唯我独尊クイーンならではと思ってしまいます。

で、間奏部分ですが…スピーディー且つ「津軽じょんがら節」的な
歯切れの良い津軽三味線風ギターソロだったり…
ディレイを使っての右往左往するサウンドだったり…
まさにブライアンメイ独壇場と言うか、メイ氏ギター独演会が開催されます。

個人的には、エンディングのリフが格好良くて、非常に好きであります。


【クイーン初心者ガイド】Brighton Rockとは…
作曲ブライアン
収録ライブアルバムライヴキラーズ/Live Killers(79年)
収録ライブアルバムクイーンライヴ!ウェンブリー1986
Live at Wembley'86(92年)


2曲目)Killer Queen/キラークイーン




キラー・クイーン [Explicit]



【クイーン初心者ガイド】Killer Queenとは…
作曲フレディ
収録ベストアルバムグレイテストヒッツ1(81年)
収録ベストアルバムジュエルズ1(04年)
収録ベストアルバムクイーン インヴィジョン(08年盤)
収録ベストアルバム「ボヘミアンラプソディ」サントラ(18年)
収録ベストアルバムGreatest Hits in Japan ベスト12(20年)
収録ライブアルバムライヴキラーズ/Live Killers(79年)
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)
空耳頑張れ田渕
(Gunpowder Gelatine)
空耳天ぷらもリアルだ
(Temporarily Out Of Gas)


3曲目)Tenement Funster/テニメントファンスター



ロジャーテイラー自ら歌うTenement Funster/テニメントファンスターは、
重厚なハードロックナンバーです。しゃがれた声で、絞り出す様に歌うボーカルが、
フレディーのボーカルよりもハードロックしていると思います。

サビの部分は、次作「オペラ座の夜」(75年)に収録されている
やはりロジャーが歌う「I'm in Love With My Car」を彷彿とさせます。



テニメント・ファンスター



今回「Tenement Funster」では、“ギター”と歌い
そして次作収録のI'm in Love With My Carでは、“車”と歌います。
ロジャー氏は、如何にも男子が好きな題材を取り上げています。


【クイーン初心者ガイド】Tenement Funsterとは…
作曲ロジャー


そして「テニメントファンスター」は、4曲目「フリックオブザリスト」へと繋がって行きます。


4曲目)Flick Of The Wrist/フリックオブザリスト



「テニメントファンスター」から途切れ目無く繋がるFlick Of The Wrist/フリックオブザリストは、
軽快な耳障りの良いピアノのイントロから始まりますが…
一転して、不穏で邪悪な雰囲気の音空間に包まれます。
晴天だったのが、暗雲が立ち込め曇天に変わり、そして今にでも雷雨が降りそうな変わり様です。

(しかも演奏時間 =僅か約3分半の中で)目まぐるしく変わる劇的な展開で、
分厚いバウムクーヘンの如くお馴染みのオペラティックなコーラスや
ブライアンの割り込んで来て、キィーと切り裂く様なギターを含む
(70年代クイーンサウンドを象徴する)フレディお得意なミュージカルスタイルな楽曲です。



フリック・オブ・ザ・リスト



なので、前作の“サイドブラック”に、収録されていても全く遜色の無いナンバーで、
“サイドブラック”再びか!って感じです。


【クイーン初心者ガイド】Flick Of The Wristとは…
作曲フレディ
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)


そして「谷間のゆり」へと繋がって行きます。


5曲目)Lily of the valley/邦題:谷間のゆり



「フリックオブザリスト」からの流れで、
Lily of the valley/邦題谷間のゆりへと繋がって行きます。
前作“サイドブラック”収録の「ネヴァーモア」的なピアノのバラードの小曲です。

まとめると…テニメントファンスターフリックオブザリスト谷間のゆりの3曲で、
一括りの組曲の体を成しています。



谷間のゆり



【クイーン初心者ガイド】Lily of the valleyとは…
作曲フレディ
収録ベストアルバムクイーンフォーエヴァー
~ベストオブラヴソングス(14年)



Tenement Funster/Flick Of The Wrist/Lily Of The Valley



何とDreamTheaterが、アルバム「Black Clouds & Silver Linings」(09年)の
「Special Edition」( =限定版)で、以上の3曲分丸ごとカバーしていて、
渋いチョイスだけれども…如何にもって感じもします(ラブリエ殿が、熱唱しています)。


6曲目)Now I'm Here/邦題:誘惑のロックンロール



唐木田にある「セブンイレブン」のレジの小窓みたいな画面で、宣伝として表示されていた
映画ボヘミアンラプソディの祝DVD化記念( =19年4月17日発売)という事で、
思い出したかの様に…You Tubeの「Queen official」というチャンネルで視聴しました。

Now I'm Here/邦題:誘惑のロックンロールは、確かにロケンロータイプな曲ですが、
対訳に目を通していないので、何故「誘惑」なのか未だに判りません。



ナウ・アイム・ヒア



実は…初めて「誘惑のロックンロール」を聴いたのは、
当時、収録オリジナルアルバムである「シアーハートアタック」では無く
(初心者だったので入門用の)ベストアルバムであるグレイテストヒッツ1(81年)でした。

出だしから「Just a new man♪」までのパートは、
時めく何かが始まりそうな予感を感じさせるのですが…

一転して、ミドルテンポのロックンロールとなって進んで行くので、
当時…初めて聴いた時は、ノリに対してダルく感じてしまい
他の(グレイテストヒッツ1の)収録曲と比べて、好きになれませんでした。

しかしAC/DC「High Voltage」(76年)とか「Flick of the Switch」(83年)等々を
好きで聴ける現在では、「誘惑のロックンロール」も心地良く聴けます。


【クイーン初心者ガイド】Now I'm Hereとは…
作曲ブライアン
収録ベストアルバムグレイテストヒッツ1(81年)
収録ベストアルバムクイーンロックス(97年)
収録ベストアルバムクイーン インヴィジョン(00年盤)
収録ベストアルバムジュエルズ2(05年)
収録ベストアルバム「ボヘミアンラプソディ」サントラ(18年)
収録ライブアルバムライヴキラーズ/Live Killers(79年)
収録ライブアルバムクイーンライヴ!ウェンブリー1986
Live at Wembley'86(92年)
収録ライブアルバムオンファイアー クイーン1982
Queen on Fire Live at the Bowl(04年)
空耳丼ぶり食えば? すいません
(Don't Worry Baby I'm Safe And Sound)
空耳多摩川
(Don't I Love Her)



ナウ・アイム・ヒア



Keep Yourself Alive(73年)やTie Your Mother Down(76年)等の
シングル化されたハードロックなナンバーは、「グレイテストヒッツ1」未収録なのに、
何故か…「ナウアイムヒア」が収録されているのは、何とも不思議に思えます。


7曲目)In The Lap Of The Gods/邦題:神々の業(パート1)



アルバムSheer Heart Attack(74年)のIn The Lap Of The Gods/邦題神々の業と、
そしてIn The Lap Of The Gods…Revisited/邦題神々の業リヴィジテッドは、
アナログ盤B面で言う所の最初( =7曲目)と最後( =13曲目)に、
他の収録曲を挟むサンドイッチ的な配置された2部構成のバラードです。



神々の業(わざ)



まず「In The Lap Of The Gods」は、冒頭のロジャーテイラーの
余りにヒステリックなまでの金切り声が、神々しく聴こえると言うよりか…
非常にサタニックに感じますw

やはりオペラティック且つ演劇的な作風なので、同年発売の前作「クイーンⅡ」収録の
(フレディ作だけに)“サイドブラック”に、パズルの1ピースとして嵌め込んでも
全く遜色の無い楽曲だと思います。

エンディングも「この後続きがあります…」的な奥に物が挟まった様な勿体振った展開で、
(アルバムSheer Heart Attackの曲順だと)次の怒涛のナンバー「Stone Cold Crazy」への
静から動へのギャップに、驚くかもしれません。

別の見方をすれば、「In The Lap Of The Gods」は、「Stone Cold Crazy」への
橋渡し役と言うか、嵐の前の静けさを感じさせる序曲的な役割もあります。

差し詰めThe Ides Of MarchWrathchild(アイアンメイデン/81年)とか、
又はThe HellionElectric Eye(ジューダスプリースト/82年)みたいなもんでしょうか。


【クイーン初心者ガイド】In The Lap Of The Godsとは…
作曲フレディ
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)


8曲目)Stone Cold Crazy/ストーンコールドクレイジー



Stone Cold Crazy/ストーンコールドクレイジーを簡潔に手短に言うならば…
世界初の元祖スラッシュメタルのナンバーでしょうか。



ストーン・コールド・クレイジー



スラッシュメタル…スラッシーなサウンド…規則正しく高速で刃物が作動するかの如く
或いは、機関銃を連続乱射するかの如く超攻撃的な激しく速い楽曲で、
クイーンの一般的に知られている曲しか知らない人間は、恐らく驚嘆するでしょう。
パンクロック…パンキッシュなサウンドなんて、ぶっちゃけ赤子同然です。

アルバム「Sheer Heart Attack」の存在意義と言うか…唯一たらしめる個性は、
やはり「Brighton Rock」「Stone Cold Crazy」とKiller Queenの振り幅だと思います。
激辛メニューと大甘スイーツの狭間で揺れ動きます。


【クイーン初心者ガイド】Stone Cold Crazyとは…
作曲ブライアン
収録ベストアルバムクイーンロックス(97年)
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)


やはり楽曲とバンドの親和性が高いからか…Metallicaもカバーしてます(90年 91年 98年)。


【相馬よよかドラムカバー動画…ストーンコールドクレイジー】


相馬よよか( =かねあいよよか/Kaneaiyoyoka)が、ドラムキットに搭乗し
一躍ワールドワイドな存在になった年齢 =僅か齢8歳です。

レッドツェッペリンの重厚ナンバー「Good Times Bad Times」(69年)を
(大人ドラマー顔負けに)バッシンバッシンとハードヒッティング且つグルーヴィーに叩く
所謂Drum Cover動画( =YouTube)で、本国よりも海外で有名になりました。
圧倒的横文字コメントだらけで、単なる小学生ユーチューバーの域を凌駕しています。


朝の加藤浩次アワー「スッキリ」(19年1月15日放送)の「WEニュース」というコーナーで、
相馬よよかのドラムを叩く動画が、取り上げられました。
当然、「Good Times Bad Times」の映像は流れましたが…
(しかもご丁寧に、ロバートプラント御大の写真&絶賛コメントも紹介されますw)

そして何と最後に、クイーンの高速ナンバー「ストーンコールドクレイジー」を
(9歳児が)攻撃的にドラミングする映像が流れたので、驚愕しました。
時代は変わる…という事を実感しました。

因みに…(ワイプ内の柏餅の様な丸い顔した)水卜アナは、微笑ましい表情を見せてます。


9曲目)Dear Friends/ディアフレンズ



僅か1分ちょいのDear Friends/ディアフレンズは、
使用楽器はピアノだけ( +珍しく分厚くは無いコーラスハーモニー)という
クイーンというバンドの特性にしては、珍しくシンプルな作りのバラードです。



ディア・フレンズ



小曲にも拘わらず時間の進み具合が、思わずスローダウンしそうな感覚になる位…
心がしんみりとしてしまいます。


【クイーン初心者ガイド】Dear Friendsとは…
作曲ブライアン
収録ベストアルバムクイーンフォーエヴァー
~ベストオブラヴソングス(14年)


10曲目)Misfire/ミスファイヤー



祝!記念すべきソングライターとしての
ジョン・ディーコンのデビュー作であるMisfire/ミスファイヤーは、
バッキングのサウンド =アコースティックギターの軽快なナンバーです。



ミスファイアー



それから汽笛みたいなユニークなギター音が、やけに耳に残ります。
終盤…更にキーが上がって、汽車ぽっぽが、速度を上げた様に感じます。
(2分にも満たない)短い曲なので、もうちょっと聴いていたい気分になります。
今回のアルバムの中で、箸休めみたいなポジションでしょうか。


【クイーン初心者ガイド】Misfireとは…
作曲ディーコン


11曲目)Bring Back That Leroy Brown/リロイブラウン



次作「オペラ座の夜」にも収録されるコミックソング?みたいなタイプの
明るく楽しく激しくテンポの忙しい所謂ボードビル音楽な
ミュージカルのBGM風なBring Back That Leroy Brown/リロイブラウンは、
クイーンを(他のHRバンドと一線を画す)唯一の存在たらしめる曲だと思います。



リロイ・ブラウン



フレディの歌い方も(スキャット混じりな)矢継ぎ早に早口で、凄く面白いです。
やはりコーラスも分厚く立体的で、楽曲を効果的に支えていると思います。


【クイーン初心者ガイド】Bring Back That Leroy Brownとは…
作曲フレディ
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)


12曲目)She Makes Me(Stormtrooper in Stilettoes)/シーメイクスミー



ブライアンの柔らかいボーカルで、アコギの「ジャジャジャジャーン♪」の印象的な
She Makes Me(Stormtrooper in Stilettos)/シーメイクスミーは、
一定の調子で、穏やかに進んで行く少々幻想的な雰囲気の曲です。



シー・メイクス・ミー



アルバムのラインナップの中では、地味なポジションの楽曲かもしれません。


【クイーン初心者ガイド】She Makes Me
(Stormtrooper in Stilettos)とは…
作曲ブライアン


13曲目)In The Lap Of The Gods…Revisited/邦題:神々の業(パート2)



「In The Lap Of The Gods」の“Revisited”と表記されているバージョンは、
逆に終焉を迎えるかの様なメランコリックなナンバーで、
切ないながらも思わず身体が横揺れしてしまいそうなノリの曲調で、
途中からシンガロングしながらエンディングへと向かって行き大爆発を起こします。



神々の業(リヴィジテッド)



今回、動画( =Queen OfficialのYouTube)で改めて聴いていて、
ぶっちゃけ訳詞に、全く目を通していない状態なので、
とうとう神様達が、ドカーンと爆発して木端微塵になってしまい
誰も存在しなくなってしまったのでは…と思ってしまいました。



クイーン・ライヴ!!ウエンブリー1986



「In The Lap Of The Gods…Revisited」は、
Live at Wembley '86/クイーン ライヴ!ウェンブリー1986にも収録されていますが、
フレディの雄々しいボーカルが、「ウェンブリースタヂアム」に響き渡るのが、
聴いていて左右の耳に伝わって来ます。


【クイーン初心者ガイド】In The Lap Of The Gods…Revisitedとは…
作曲フレディ
収録ベストアルバムクイーンフォーエヴァー
~ベストオブラヴソングス(14年)
収録ライブアルバムクイーンライヴ!ウェンブリー1986
Live at Wembley'86(92年)
収録ライブアルバムライヴアットザレインボー‘74
Live at the Rainbow'74(14年)


Wish You Were Here/邦題:炎 あなたがここにいてほしい(ピンクフロイド/75年)の
1曲目と最後の5曲目に、クレイジーダイアモンドを配置した構成を思い出します。

又Systematic Chaos/システマティックケイオス(ドリームシアター/07年)の
1曲目と最後の8曲目に「In the Presence of Enemies」の Part1&2を配置した構成の
アルバムをリリースしています。


4枚目)A Night at the Opera/邦題:オペラ座の夜(75年)



A Night at the Opera/邦題:オペラ座の夜(75年)は、様々なタイプの楽曲が収められてる
バラエティに富んだ山あり谷あり休息所ありの緩急高低差激しい変幻自在なアルバムで、
合間を縫って目まぐるしく綺麗な水流が、流麗に流れて行く様な作品です。



A Night At The Opera (2011 Remaster)



ハードロックバンドとしてデビューしたにも拘わらず
様々なタイプの楽曲 =メンバー4人の結晶が収録されていて、
月並みな表現ですが…中身が「幕の内弁当」状態で驚く作品です。

言い換えれば…中身が「ケーキのアソートセット」状態とか、
サウンドの「高級お歳暮ギフト」状態とか、音の「ぺんてるクレヨン」状態で驚愕します。



オペラ座の夜 (30周年記念スペシャルエディション)



【Amazon.co.jp限定】オペラ座の夜 (特典:メガジャケ付)



「オペラ座の夜」は、どんどん1曲目から収録曲が、次から次へと流れて行く感覚で、
言わば(明確なテーマは掲げて無いけど)コンセプチュアルな雰囲気の作品です。
因みに、フレディ没後に購入した雑誌「レコードコレクターズ」(92年5月号)には、
クイーン版「サージェントペパーズ」と載っていました。

個人的に回顧すると…(時期的には)フレディの没する約1年前ぐらいに、
地元のレンタル屋さんで、CDを借りて、(当時あったハイポジ)カセットにダビングしました。


1曲目)Death on Two Legs/デスオントゥレッグス



何か凄い事が始まりそうな予感をさせる…めくるめくピアノで幕開けの
アルバムのオープニングを飾るDeath on Two Legs/デスオントゥレッグスは、
前作( =シアーハートアタック)収録曲のFlick of the Wristを踏襲したかの様な路線の
フレディ成分の強い演劇的で、コッテリで、ハードな楽曲です。



Death On Two Legs (Dedicated To...)



圧の強いコーラスで攻めていたにも拘わらず…突然のあっけない幕切れなエンディングから
そして次のうつろな日曜日への落差は、ビックリしました。


【クイーン初心者ガイド】Death on Two Legsとは…
作曲フレディ
収録ライブアルバムライヴキラーズ/Live Killers(79年)


2曲目)Lazing On A Sunday Afternoon/邦題:うつろな日曜日



1曲目を飾る「Death on Two Legs」から間髪入れずに、
2曲目のLazing on a Sunday Afternoon/邦題:うつろな日曜日へと流れます。

初めて聴いた時…(シーサイドランデヴーやグッドカンパニー含め)コミックソングかと思いました。
所謂ミュージカル調と言うかボードビル音楽みたいな軽快な曲で、
聴いていて、楽しくそして快適な気持ちにさせてくれます。



Lazing On A Sunday Afternoon



実は、クイーン屈指のインパクト絶大ナンバーのバイシクルレース(78年)よりも3年早く
(カテゴリーが「ロック」にも拘わらずw)自転車に搭乗して、ベルを“チリン♪”と鳴らしています。
そして「セブンデイズ」(78年)よりも3年早く1週間を綴った歌詞です。

アルバム全体のクッション的な役割と言うか、「刺身のつま」的な役割だと思います。


【クイーン初心者ガイド】Lazing on a Sunday Afternoonとは…
作曲フレディ


3曲目)I'm in Love With My Car/アイムインラブウィズマイカー



コンセプト色強いアルバムだけに、A Night at the Opera/オペラ座の夜(75年)の
2曲目に収録のLazing On A Sunday Afternoon/邦題:うつろな日曜日から
間髪入れずに、I'm in Love With My Car/アイムインラヴウィズマイカーへ繋がって行きます。

(ドラム&金髪イケメン担当)ロジャーテイラーの声質・絞り上げる歌い方も手伝ってか、
エッヂが効いていて、メタリックで、何かを切り裂く感触なカッコいいナンバーです。



I'm In Love With My Car



自動車をテーマにした歌にも拘わらず…疾走系なドライビングミュージックでは無く
重厚なテンポで、まさにタイヤが路面をゆっくりと削る様なサウンドです。

フレディのボーカルナンバー収録曲との対比が、
アルバムの構成・質をより多角的な物にしていると思います。


【クイーン初心者ガイド】I'm in Love With My Carとは…
作曲ロジャー
収録ベストアルバムクイーンロックス(97年)
収録ライブアルバムライヴキラーズ/Live Killers(79年)
空耳楽しいな釣り そっち禁止
(The Mahine A Dream Such A Clean Machine)
空耳ズラ買って爺さん
(It's Like A Disease Son)


4曲目)You're My Best Friend/マイベストフレンド



のほほんとした風変わりなイントロから始まるYou're My Best Friend/マイベストフレンドは、
(如何にもディーコン作って感じの)穏やかなふんわりした癒し楽曲です。
終始、波風が立たず平和なままエンディングを迎える感じです。

いつもよりフレディのボーカルも理性的且つリラックスして歌っている様に聴こえます。



You're My Best Friend



今作 =多角的なアルバムの一因となっていると思います。
アルバムのスリリングな流れの途中…呼吸できる空間があって、一息付けてホッとします。

クイーンに対し起伏のある激しく刺激的な曲を求めるなら物足りないかもしれませんが…
キャッチーなポップソングを聴いて、緩やかな時間の流れ/空間に身を置きたいとか、
まったりな状態に浸りたいなら打って付けかもしれません。

「スラムダンク」の湘北メンバーで例えるなら(豊玉戦の)安田みたいなものでしょうか。


【クイーン初心者ガイド】You're My Best Friendとは…
作曲ディーコン
収録ベストアルバムグレイテストヒッツ1(81年)
収録ベストアルバムクイーン インヴィジョン(00年盤)
収録ベストアルバムジュエルズ1(04年)
収録ベストアルバムクイーンフォーエヴァー
~ベストオブラヴソングス(14年)
収録ライブアルバムライヴキラーズ/Live Killers(79年)


5曲目)'39



カントリー風アコギサウンドが、優しく奏でる39は、
アルバムの“ラスボス”であるボヘミアンラプソディを始め“大ボス”的存在の「預言者の唄」や
ハードロック曲の「スイートレディー」や「I'm in Love With My Car」とか、
ポップな色合いを持つ「マイベストフレンド」等…



'39



他のナンバーを凄く引き立てている曲だと思います。


【クイーン初心者ガイド】39とは…
作曲ブライアン
収録ベストアルバムジュエルズ2(05年)
収録ベストアルバムクイーンフォーエヴァー
~ベストオブラヴソングス(14年)
収録ベストアルバムGreatest Hits in Japan ベスト12(20年)
収録ライブアルバムライヴキラーズ/Live Killers(79年)


【クイーン大好き著名人が選ぶ おすすめの1曲 …杏のセレクションとは】



愛をあなたに



NHK「ソングス」(18年11月17日放送)のクイーン特集で、
小田急線車内ビジョン広告「ニクイねぇ!三菱」の台詞で、個人的に頻繁に拝見する
杏が、(クイーンを聴く芸能人の1人として)コメントしました。


えっと親が、もうクイーン世代だったので、
あ~の子供の頃から、ずぅ~っと聴いていて、家にも全部レコードが、揃ってたので、

あの~自分で、中学時代に聴く様になってからは、あの~「39」っていう曲が、
凄くそのアコースティックギターが、いっぱい入ってたりとか…

で、中学校の美術の時間に、自分の好きな曲をテーマに、絵を描く様にっていう風に…
私は、あの「海と地球儀」の絵を描いて、
これは「39」で描きましたという風に、提出したのが想い出です。

(「39」は)カントリー調ではあるんですけれども でも歌詞の内容は、
何かちょっと…時空を越えているメッセージだったりするのか…とか、
深くて考えさせられる 何かメッセージが込めらえている様な気がして…



6曲目)Sweet Lady/スウィートレディー



如何にもブライアン作のリフの効いたHRナンバーなSweet Lady/スウィートレディーですが、
A Night at the Opera/オペラ座の夜は、バラエティに富んだ楽曲群が並ぶアルバムなので、
Queen =基本的にハードロックバンドの面目躍如と言った感じがします。



Sweet Lady



エンディングに向かってのテンポアップ +ブライアンのギターの速弾きが、
何とも清々しいです。


【クイーン初心者ガイド】Sweet Ladyとは…
作曲ブライアン


7曲目)Seaside Rendezvous/シーサイドランデヴー



「うつろな日曜日」に続きコミックソング再びかって印象の
子供番組にもフィットしそうなSeaside Rendezvous/シーサイドランデヴーは、
やはりミュージカル調と言うかボードビル音楽みたいな軽快な曲です。



Seaside Rendezvous



特に間奏部分では、かのフォーククルセダーズのアバンギャルドな名曲
「帰って来たヨッパライ」(67年)を思い出してしまいました。


【クイーン初心者ガイド】Seaside Rendezvousとは…
作曲フレディ
空耳ピーマン駄目ですよ~
(Vie Mesdames et Messieurs)
空耳そう、泥棒~
(So Adorable)


8曲目)The Prophet's Song/邦題:預言者の唄



A Night at the Opera/邦題:オペラ座の夜において、ボヘラプと並ぶ大作ナンバー
The Prophet's Song/邦題:預言者の唄 =演奏時間8分越えなので、
クイーン初心者にとって、実に忍耐力を要するかもしれません。



The Prophet's Song



ミドルパートに突入して、どんどん増殖していくフレディの多重ボーカルによって、
聴き手の脳内が、(言い換えれば、フレディの幾層もの高らかな声で)包囲されそうになります。
本来、音楽の周辺機器である筈のヘッドフォンが、聴覚に対する凶器と化すかもしれません。
まさに声 =楽器を具現化した様なスケールのデカい楽曲です。

如何にもプログレっぽい曲のタイトルですが…
楽器のテクニカルな演奏メインで、異空間へと誘う従来のプログレッシブロックと違って、
フレディの重層的な声色によって、異次元に導かれて行く感覚に陥りそうになるエピック曲です。


【クイーン初心者ガイド】The Prophet's Songとは…
作曲ブライアン
空耳飲み過ぎ あんさん 天狗舞派?
(Love Is Still The Answer Take My Hand)


9曲目)Love Of My Life/ラブオブマイライフ



怒涛の「預言者の唄」から繋がったまま(琴&アコギ ⇒ハーブの音色が鳴って)移行しつつ
一転して、ピアノの奏でる凄く浪漫溢れるスウィートな糖度の高い甘々な旋律のナンバー
Love of My Life/ラヴオブマイライフは、まさにフレディ節炸裂といった趣の
真綿に包まれた様な子守唄一歩手前な楽曲です。



Love Of My Life



【クイーン初心者ガイド】Love of My Lifeとは…
作曲フレディ
収録ベストアルバムジュエルズ2(05年)
収録ベストアルバムクイーンフォーエヴァー
~ベストオブラヴソングス(14年)
収録ベストアルバム「ボヘミアンラプソディ」サントラ(18年)
収録ライブアルバムライヴキラーズ/Live Killers(79年)
収録ライブアルバムクイーンライヴ!ウェンブリー1986
Live at Wembley'86(92年)
収録ライブアルバムオンファイアー クイーン1982
Queen on Fire Live at the Bowl(04年)


10曲目)Good Company/グッドカンパニー



「うつろな日曜日」とか「シーサイドランデブー」に続き3度コミックソングかと思った
Good Company/グッド カンパニーは、カントリー調と言うか、
ラグタイム~ディキシーランドジャズなギターが、小刻みに奏でる優しい肌触りのサウンドで、
それでいて(やっぱり)面白い曲です。

イントロ&アウトロも(NHK教育テレビとか)子供向け番組のオープニングみたいです。



Good Company



曲順で言うと…次に控える当アルバムのメインイベント =ボヘミアンラプソディの始まる
(ブライアンの素朴なボーカルも手伝ってか)所謂“嵐の前の静けさ”的な雰囲気を感じます。


【クイーン初心者ガイド】Good Companyとは…
作曲ブライアン


「うつろな日曜日」や「シーサイドランデブー」や「グッドカンパニー」3曲の存在は、
ハードロックバンドのカテゴリーにおいて、未来永劫…今後も絶対的王者として君臨し続ける
レッドツッペリンとの差別化/区別化( =個性)を感じる重要な要素だと思いました。


11曲目)Bohemian Rhapsody/ボヘミアンラプソディ




Bohemian Rhapsody



【クイーン初心者ガイド】Bohemian Rhapsodyとは…
作曲フレディ
収録ベストアルバムグレイテストヒッツ1(81年)
収録ベストアルバムクイーン インヴィジョン(00年盤)
収録ベストアルバムジュエルズ1(04年)
収録ベストアルバムクイーン インヴィジョン(08年盤)
収録ベストアルバム「ボヘミアンラプソディ」サントラ(18年)
収録ベストアルバムGreatest Hits in Japan ベスト12(20年)
収録ライブアルバムライヴキラーズ/Live Killers(79年)
Live Aid/ライブエイドセットリストの1曲目
ウェンブリースタジアム ロンドン(85年7月13日)
収録ライブアルバムクイーンライヴ!ウェンブリー1986
Live at Wembley'86(92年)
収録ライブアルバムオンファイアー クイーン1982
Queen on Fire Live at the Bowl(04年)
空耳失礼 松っちゃんですか?
(Too Late My Time Has Come)
空耳生き延びたい
(Aching All The Time)
空耳そんな悶じゃない
(Thunderbolt And Lightning)
元ネタとなった
スタンド使い
ウンガロ
ジョジョ第6部(ストーンオーシャン)


12曲目)God Save The Queen/ゴッドセイブザクイーン




God Save The Queen