「ジョジョの奇妙な冒険」第5部( =黄金の風)の物語の終盤近くで登場する
ブチャラティのチームに対抗する「暗殺チーム」リーダーのリゾット・ネエロのスタンドは、
ありとあらゆる場所に存在する普遍的な要素「鉄分」を自在に操る能力「メタリカ」です。
やはりチームリーダーだけあって、キングクリムゾンの使い手ドッピオを苦しめます。
(推測するに…メタリカ ⇒メタル =金属 ⇒鉄 =鉄分という事でしょうか。)



[まとめ買い] ジョジョの奇妙な冒険 第5部 モノクロ版(ジャンプコミックスDIGITAL)



メタリカ( =リゾットのスタンド名)
ジャンルヘビーメタル
フォーメーション4人編成
アメリカ
デビュー1983年


個人的に…メタリカは、デビュー以来(83年~)長きに渡るキャリアにおいて、
未だ「ベストアルバム」とか「グレイテストヒッツ」と言った類のアルバムを
全く世にリリースしていない事実は、凄くロックスピリットな部分だと思っています。


80年代のメタリカは、「スラッシュメタル」というスピーディな津軽じょんがら節とか、
キャベツの高速千切りの様な落ち着きの無いヘビーメタルソングを主に演奏しています。
最高傑作と誉れ高いMaster of Puppets/邦題:メタルマスター(86年)収録の
Battery/バッテリーとかDamage, Inc./ダメージインクが、スラッシュナンバーとして顕著です。

しかし速さ一辺倒だけでは無く同作収録の表題曲 =神曲は、8分半越えの長尺な楽曲で、
起承転結の構成で展開されて行く中、全ての音符に意味が有り、一切無駄が無いと思います。
スピード・パワー・ドラマが同居というか共存していて、まさに圧巻で、
メタリカ版ボヘミアンラプソディと言っても過言ではないでしょう。

アルバムの曲順は、1曲目「Battery」そして2曲目「Master of Puppets」です。
クイーンのアルバム「世界に捧ぐ」(77年)での曲順の
1曲目「We will rock you」そして2曲目「伝説のチャンピオン」に匹敵する
見事なワンツーフィニッシュを想起させます。



MASTER OF PUPPETS (REMASTERED) [CD]



90年代のメタリカは、ドッシリとした鮪のブツ切り系のサウンドへと路線変更し
第1弾として、Enter Sandman/エンターサンドマンを放ちます。
Metallica/通称“ブラックアルバム”(91年)のオープニングを飾る収録曲です。

初めて「エンターサンドマン」のサビを聴いた時の衝撃…
「え?サビはこれだけで終わり!?」という余りの短さに、拍子抜けしました。

時系列的には、「スメルズライクティーンスピリット」(ニルヴァーナ)よりも
僅かに早く世に出ています。
当時、洋楽アルバムのリリースから1年間待たずにレンタル屋で、
CDレンタルが可能だったギリギリ(というか最後の)の頃でした。

「NHK BS」で、大谷翔平の試合( =エンゼルス/18年~)を視聴していると、
まさか球場内に、BGMで流れるに至るまでのポピュラーソングになるとは、
全く(90年代当時は…)思いも寄らなかったです。



Metallica



因みに…カオナシ似の超小柄なスタンドの鳴き声は、「ロォォド」ですが、
モチーフは、90年代以降の路線変更サウンドを更に推し進めた
オルタナティブ/ハードロック寄りの賛否両論アルバムLoad/ロード(95年)からでしょう。



Load



それから銀玉が沢山出て来る遊技場で稼いだ金額で、
2ndアルバムのRide the Lightning/ライドザライトニング(84年)と、
当時、発売されたばかりのレッドツェッペリン「リマスターズ」( =2枚組版)を
同時に購入しました(90年)。

ゴゴゴゴーと猪突猛進なスラッシュナンバー「Fight Fire with Fire」とか、
何かが起こりそうな劇的且つ重金属な楽曲「For Whom the Bell Tolls」が収録されてる中、
ぶっちゃけ此処だけの話…掟破り?なコンパクトな売れ線ナンバーEscape/エスケイプが、
ボルテージが高まり、気持ちが鼓舞する理由からか個人的には大好きな曲です。



Ride The Lightning





他局と比べて、日テレ朝の情報番組の(前々から個人的に)とても素晴らしい点だと思っていますが…
「ZIP!」(13年8月20日放送)には、ジェームズ・ヘットフィールド(Vo&G)が、
「スッキリ」(20年9月8日放送)には、カーク(G)&ロバート(B)が、
番組内で、インタビューに答えていました。

1日の始まり、爽やかな朝の時間帯に、激烈激辛な歌声&サウンドも然る事ながら
画面に映る長髪+髭面+黒T+圧のある親父キャラ…
メイン視聴者の(中でも特に、甘味成分多めのJ-Popしか聴かない様な)主婦層には、
刺激的な目覚めになったかもしれません。




【ピエール瀧の初公判…流れたBGMとは】


「サンデージャポン」(19年6月9日放送)で、
東京地裁にて、ピエール瀧( =ウルトラの瀧/瀧勝)の初公判を取り上げました。
尚、傍聴席数21に対して、約1,200人以上が殺到したみたいです。

そして裁判官から「職業は?」と聞かれて、
瀧が、(ミュージシャン ⇒事務所解雇で)「無職です」と答え
お馴染みの法廷イラストの映像が流れた時のBGMが、メタリカが86年に発表した
Welcome Home(Sanitarium)/ウェルカムホーム(サニタリウム)でした。

推測するに、サニタリウム = 特別病棟/特殊病棟なんかの意味合いで、
歌の中に出て来る主人公が、患者さんだからチョイスされたのかもしれません。

電気グルーヴ( =テクノ)にも拘わらずヘビーメタルが選曲されました。



MASTER OF PUPPETS (REMASTERED) [CD]



オンエアでは、「ウェルカムホーム(サニタリウム)」のイントロ部分が使用されましたが…
ピンクフロイドを彷彿とさせる幻想的/幻覚的なサウンドです。
なので、今回の瀧さんの一連の出来事には、選曲的に持って来いかもしれません。

「ウェルカムホーム(サニタリウム)」は、前半は静寂なアルペジオが土台となっていますが…
眠りから覚めたかの如く途中から力強いリフが顔を出し
後半から怒涛のガガガガ&高速な叙情的ギターソロで、
劇的ビフォアフター並みに、どんどんブッ飛ばしていく曲構成です。

次作アルバム「…And Justice For All」(88年)収録の「One」に継続される曲構成です。

劇的叙事詩「ウェルカムホーム(サニタリウム)」は、メタリカのオリジナルアルバムだと、
3枚目のMaster of Puppets/邦題:メタルマスター(86年)に収録されています。

【カラテカ入江…闇営業⇒解雇で流れたBGMとは】


「カラテカ」の(自称友達の総数5000人を誇る)入江慎也が、
事務所を通さない“闇営業”( =反社の忘年会に参加/14年)を行っていた理由で、
所属事務所「吉本興業」から契約を解除された出来事を
「サンデージャポン」(19年6月9日放送)で取り上げられた時に…

(入江の吉本解雇までに至る)一連の出来事の映像と供に、
BGMで流れた曲が、メタリカのBlackened/ブラッケンド(88年)でした。

やはり「闇」と「ブラック」を引っ掛けているのでしょうか。
何とも入江の決めフレーズ「アーイエーイ オーイエーイ 俺イリエー!」が、
虚しく響き渡ります。



AND JUSTICE FOR ALL



長尺劇的ナンバーである「ブラッケンド」は、前半のスラッシュメタルパートから
ドッシリとズシズシ進んで行く「Opposition…♪」のミドルパートへと移行する曲展開に、
当時、レンタル屋で借りたCDを聴いて、強弱の妙に心を打たれました。

初めて「Opposition…♪ Contradiction…♪ Premonition…♪」のパートを聴いた時に、
何てカッチョいいんだと思いましたが…
しかし森田一義の長寿番組「タモリ倶楽部」の「空耳アワー」では、
残念ながら「アホでしょ バカでしょ ドラえもんでしょ」として定着してしまいましたw

もう1箇所( =歌い出し部分)の空耳「バケツリレー 水よこせー」含め
未だに笑ってしまう破壊力がありますwww

もはや「ブラッケンド」は、スラッシュメタルの枠を越えて、
自分の中に置ける(日本語詞だけに)「Jポップ」と言うか…
「空耳アワー」の永久欠番的存在です。

因みに、「ブラッケンド」が収録されているメタリカのオリジナルアルバムは、
4枚目の…And Justice For All/邦題:メタルジャスティス(88年)です。